御岳山

御岳山は、東京と青梅市にある標高929mの山です。御岳山山頂には武蔵御嶽神社があり境内に、本殿・拝殿をはじめ数々の神様をお祀りしていますが、特に「おいぬ様」として親しまれる大口真神さまは日本狼の神様です。伝説では深い霧に包まれた御岳山の山中で道に迷った日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は突如あらわれた真っ白なニホンオオカミに導かれ命を救われた。それ以来「おいぬ様」としてこの山に祀られ、私たちを守ってくださっているそうです。
御岳山が信仰の対象となったのは、約1400年前と言われています。太古の昔は八百万の神に祈りを捧げ、戦国の世では武将たちが武運を祈り、江戸に入ると農民たちが豊作を願った。この山の神は、時代時代で変わりゆく人たちのお願いを1400年も受け止めてきました。

御岳山は都内から気軽にハイキングできるスポットとしても有名で、年間を通して多くの方が訪れます。1927年にケーブルカー御岳山鉄道が山の中腹から山頂付近までの区間を約6分で結んでいます。一方、ケーブルカーが開通するまでは、御岳神社に参拝する人は参道を歩いて登っていました。その道はもちろん現存しており、約1時間で登ることができます。参道に並ぶ杉の古木に、いにしえの表参道の風情を感じることができコースです。

住所武蔵御嶽神社 〒198-0175 東京都青梅市御岳山176番地
TEL0428-78-8500
営業時間
URLhttp://musashimitakejinja.jp/